
人間の目は電子画像に比べて、ダイナミックレンジや追従性に優れているので、電子ビューファインダーはまだ光学ファインダーに追いついていないと言えそうです。
光学ファインダーはカメラの発明と共に生まれ、その中でも一眼レフは最も早く誕生した方式でした。何しろ、写す映像を直接みられるので、原理的には一番理にかなっているといえます。しかし、一眼レフがいくつかの弱点を克服できない内に、使い勝手に優れたレンジファインダーが流行しました。第二次世界大戦後に、ペンタプリズムを取り入れた一眼レフは主に日本メーカーによって改良が重ねられ、1960年代以降は一気にカメラの主流となりました。デジタル時代になって登場した電子ビューファインダーが一眼レフを駆逐するには、プロやハイアマチュアが、自分の眼より電子画像を信頼する必要があると思われます。その時まで、一眼レフはプロの道具であり続けることでしょう。
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