Hiro.G.のトランペット&フォト

東総でのジャズ生活&スナップ写真館

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理想の音源システム

Category: Trumpet  

20世紀前半に登場したラジオによって、人々はお金を払ってコンサートホールに行かなくてもプロの演奏を楽しめるようになりました。そしてレコードやテープが更に音楽を身近なものにしてくれ、地域を超えて世界中に様々なジャンルの音楽が広がりました。ただし、オーディオ装置によって音質が変わってくるため、凝りだすと生演奏より安いとは言えない面もありましたが。直径30cmのLPを入れるジャケットは、アートの土台になり、客の目を楽しませてくれると同時に、写真家やイラストレーターの仕事場を作り出しました。演奏家にとっても、ラジオやレコードは多くの人に自分の存在を知られるきっかけとなり、生演奏の機会を増やす効果もありました。
 1990年頃に普及してきたCDは、レコードよりコンパクトで雑音もなく、取り扱いが簡便だったため、一気にレコードを駆逐したばかりでなく、それ以上のマーケットを創出しました。つまり、今までレコードを聴かなかった人々にもCDは受け入れられたということです。確かに、30分前後でレコードをひっくり返したり、テープを入れ替えたりする手間もなく、コンサート並み、あるいはそれ以上の時間を音楽に没頭できる、理想の音楽メディアに思えました。音質に関しては、レコードの持っていた繊細な雰囲気が失われた面もありましたが。
 CD普及から20年経った現在、音源はさらにコンパクトになり、メモリーカードやインターネットダウンロードによって決まった形すらなくなり、携帯電話やもっとコンパクトなミュージックプレイヤーの中に数百曲のお気に入りを持ち運ぶ時代となりました。ところが、これらの音源がCDにとって代わるほど普及したのかというとそうでもなく、販売量全体が減少しているとのこと。これはつまり、音源を買わずに無料で入手するルートが広まっているからだそうです。客にとって便利になった音源システムは、演奏家や音楽関係者にとっては厳しい環境のようです。ライブハウスに出演していたあるミュージシャンが「iPodも良いけど、生音はもっと凄いよ。」と言っていましたが、そのぼやきを聞いていたのは、生音の大好きな聴衆ばかりでした。
 いつの時代も音楽家の経済環境は厳しいものですが、演奏家も聴衆もハッピーになれる音源システムはないものでしょうか。
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